約 2,657,355 件
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/202.html
◇ 「……何が起こった?」 先ほどまで、レナモンが持つスマートフォンには自分達の契約下においたスライムのステータスが表示されていた。 今はもう消えている、何らかの強力な攻撃を受けたのか、急激にHPが減少し、死亡したらしい。 現在、スラリンガルのサーバー内にいるレナモン達にはその詳細はわからない。 「誰かが、彼を解放した……というだけならば良いのですが、実際は」 「あぁ……モリーだろう」 出来ることならば、何事も無く平穏無事にモリーには倒れていたままでいて欲しかった。 だが、あのスライムを倒した者がいるというのならば、未だ知らぬ強力な参加者よりも、モリーが生きていたと考える方が腑に落ちる。 サーバーを抜けだして、再びスラリンガルの心臓部へと戻る。 スライムの死体はそこにはない、戦いは他の場所で起こったのだろうか。 「……む?」 ふらふらと誰かが、こちらへと向けて歩いてい来る。 見たことのない小狼のモンスターだ、参加者なのだろうか。 今更になって、モリー側が送り込んだ刺客とは考えたくはない。 「誰だ」 「……ハムライガー」 「参加者か?」 「うん」 その様は見るからに焦燥しきっていて、哀れなように思えた。 この殺し合いでどれほどの目に合ったのだろう。 「……待っていて下さい、今モリーを倒して、アナタを帰しますから」 モリーの強さはあまりにも絶望的である、しかしハムライガーの姿を見て闘志がむくむくと湧き上がるのを彼女達は感じた。 ほとんどのものが死んでしまった、しかし――まだ生きている誰かはいた。 知らない誰かでも、生きていてくれるなら――今までの戦いは無駄になどならない。 「帰っていいのかな、みんな……みんな……僕が殺したのに……」 帰るという言葉に、ハムライガーは怯えたような反応を浮かべた。 あれほど帰ることだけを望み、そしてその末に――皆が死んだ。己が手を下した。 今、モリーを倒せば帰れる――あぁ、そうだろう。 だが、今更になって掌を返せというのか――自分の行いの全てが、ただの無意味な邪悪な行為だと知って、 それで、ブリーダーさんに会いにいけるというのか。 「ハムライガー、私にはお前が何をしたのかは知らない」 目の前の獣の反応を見るに、ハムライガーはレナモンと同じ罪を犯したのかもしれない。 あるいは、この殺し合いの中、守られて守られて――そして、ハムライガーを守った者は皆、死んでいったのかもしれない。 それを聞く必要はない、掛ける言葉は一つだ。 「だが、私はお前を赦す」 「えっ……」 「死者が生者を赦すことは出来ない、だから代わりに私がお前を赦す」 「ゆるすって……」 何を言われようとも、罪は消えない。 ハムライガー自身が、己を赦そうとした者を殺してきた。 「……傷一つないな、お前の身体は」 レナモンは、ハムライガーのふさふさの毛を撫ぜて、言った。 「誰かが、お前を癒【ゆる】したんだ……お前が背負った罪を全員分引っ括めて、だから……もういいだろう」 「……よくなんか、無いよッ!」 「お前の身体が二度と血で染まらないように、お前を癒やした誰かは祈ったんだ。 自分を罰したいというなら……お前が赦されること、それがお前の罰だ」 「……そんな、こと」 思えば、ハムライガーはこの殺し合いで泣いてばかりいた。 一生分の涙を、海ができるほどに、流して、流して、枯れ果てるほどに、流した。 それでも、未だ――涙は枯れない。 結局、ハムライガーはどうしようもないほどに子どもだった。 「ねぇ……えっと」 「私はレナモン、こっちが」 「グレイシアです」 「レナモンとグレイシア……お願いがあるんだ」 泣いてばかりもいられない。 こみ上げてくる涙を振り払って、ハムライガーは言った。 「その機械をもらえないかな」 ハムライガーは知っている、その機械――スマートフォンが、COMPと同質のものであると。 そして、そこに自分が求めるもの――もう、求める必要のないもの。 スマートフォンがほんの少し熱を帯びる。 あのCOMPのように、贄を求めて暴走するだろう。 スマートフォンを破壊すれば、きっと他の何かが。 そして、自分が戦わなければならないものがあることを知っている。 怪訝な表情を浮かべる二匹を横目に、ハムライガーはスマートフォンを起動する。 欲しかったものは、ゲートを開く悪魔召喚プログラムではない。 自分という存在を、ハムライガーという存在を、罪を犯したハムライガーという存在を、消し去るもの。 そして会いたかった人に――ブリーダーさんに、人間に、会うための。 『邪教の館.exeを起動します』 無機質な合成音声のアナウンス――自分がすべきことはわかっている。 「グレイシアさん、レナモンさん、僕は僕の戦いをします……しなくちゃいけません、だから、モリーの方をお願いします」 「本当は……猫の手も借りたいところだが……まぁ、いいさ」 「アナタをここまで届けた誰かのために、絶対に……モリーを倒してきます」 『特殊合体――』 「また会いましょう」 瞬間、ハムライガーの姿が消えた。 だが、狼狽えない。 彼は彼の戦いをすると言ったのだ、ならば――それで良い。 レナモンとグレイシアは自分達の戦場へと向かった。 『悪霊 ポルターガイスト → チャッキーの魂による代替を行います』 『妖精 ナジャ → 魔晶――無垢な魂による代替を行います』 『魔獣 ヘアリージャック → ハムライガーによる代替を行います』 『妖精 ハイピクシー → ピクシーの魂による代替を行います』 『合体結果 ハムライガーが なりたかった者 ならなくてよい者 会いたい人 会いたかった人』 『ハムライガーの祈り』 『子ども』 『魔王』 『よろしいですか?』 『Y/N』 『Y』 ◇ ――アリスを貫いた拳を握りしめる。 ――少女からロードしたデータは確かにシャドームーンの地獄へと誘われた。 ――けれどもその情報量は一人の人間の魂としては余りにも少なかった。 ――もしかしたら彼女は元になった人間の少女の魂が幾つにも分かれた一欠片に過ぎなかったのかもしれない。 或いは―― ◇ 拳闘の運びとなり、すぐさまルカリオはフットワークを活かし、モリーを翻弄するかのように左右に動いた。 モリーの拳は拳の形をした破壊光線と言っても良い、綺麗に喰らえば死ぬ、ガードしていても、そのガードごと撃ちぬいてくる可能性がある。 結局、一番良いのは――当たらないことだ。 バタフリーのように舞い、スピアーのように刺す――ルカリオはそれを強く意識する。 今はルカリオが先に動き、その後からモリーがその動きについていくという形になっている。 距離はお互いに付かず離れず、ルカリオが一歩下がれば、モリーが一歩詰める、逆をすれば、また逆だ。 ここで、ルカリオは思いっきり距離を詰めた。 リーチという点で、身長120cm――手の長さもそれに応じたルカリオは非常な不利を被っている。 牽制のジャブなどは放てない、何時だって――近づいて、ぶん殴る。 「オラァ!」 モリーの腹をブチ貫かん勢いで、ルカリオが拳を放つ。 その強靭な腹筋に阻まれて、内臓を花火のように散らせることは出来なかったが――やはり、ランダマイザの効果は通っている。 「うげッ!」 殴られて血を吐くことがあるなどと、人生の中で一度だって無かった――血反吐を吐きながら、モリーは今までの戦いを思い出していた。 ひたすらに蓄積されたダメージ、重ねられた弱体化魔法によって、ルカリオはモリーと同じリングに立っている。 距離をとったルカリオに対し、モリーは己の血を拭いながら、微笑みかけた。 「死ねッ!」 言葉だけは獰猛であるが、今ここでモリーを確実に殺すという決意を固めている。 うかつに突っ込むことはしない、思考は冷静である。 「まぁ、そう……邪険にしてくれるなッ!」 あと一秒下がるのが遅れていれば、その拳によってスラリンガルの天井を打ち破り、宇宙の彼方まで吹き飛んでいただろう。 今、モリーが放ったものはそれほどまでに鋭いアッパーであった。 いや待て――今の拳圧だけで、ルカリオの腹部に痛みが走っている。 今更、痛みなどは気にしていられないが、だが、今ここで、ルカリオの注意がその己の腹部へと動いた一瞬。 「せいッ!」 避けるのは間に合わなかったが、刹那の反応で、 ルカリオの顔面へと放たれたモリーのストレートをその重ねた両掌で受けとめることは出来た。 だが、やはり流石の超威力というべきだろう。 その代償は余りにも大きすぎた。 両手首から先は共に根こそぎ吹き飛び、受け止めきれなかった威力で頭蓋がひび割れている。 瞬時にいやしのはどうで傷を癒やすも、失った両手は回復しない。 「とどめだァァァッァゥェ!!!???」 更に連撃を重ねんとしたモリーの腹部を、ルカリオは剥き出しの骨で殴りぬいた。 思わず奇声を上げたモリーだが、しかし一瞬で冷静さを取り戻す。 三歩、退き――ルカリオの様を見て、笑う。 「ふふ、いい根性をしていて……実に嬉しいぞ」 「そっちは骨で殴られただけで退くようないい根性をしているようだな」 「そういじめてくれるなッ!」 モリーの懐に潜り込まんとしたルカリオを、モリーはその軽やかな脚さばきで左に動いていなす。 がら空きになったルカリオの側部――その頭部へと拳を放つモリー。 だが、ルカリオはその拳に向けて思い切り蹴りあげた。 モリーの拳に放った右蹴り――その代償として、ルカリオの右足は、ロードローラーに轢かれたかのように捻れ、弾け、千切れ、飛ぶ。 だが、蹴りによってあらんところに拳が放たれたせいで、モリーの態勢が崩れる。 「オラァ!」 ルカリオが狙うは、モリーの右目――見事に命中した。 その骨拳で、モリーの右目を潰すと、次いで連撃を放たんともう片方の腕で殴らんとするが、咄嗟に態勢を立て直したモリーの拳がその腕を突いた。 根本から腕が根こそぎ持っていかれる、だがそれだけにとどまらない。 その拳の勢いのままに、ルカリオは壁に叩き付けられた。 「……まさか、蹴ってくるとはなl」 「知っているだろ?もう、貴様のルールに従うのは嫌になってるんだよ」 ルカリオは片足で壁に寄り掛かるようにして立っている。 やはり、両腕と片足をくれて、右目だ。 この戦いは殴り合いなどではない、とっくに削り合いへと移行していた。 モリーは心の底から楽しそうに笑うと、ルカリオの方へと迫る。 今のルカリオは機動力で圧倒的にモリーに劣っている。 相手の攻撃を避けられはしない、出来るとするならば――相討ち覚悟の特攻だ。 ルカリオは再度立ち上がるようにして、壁から離れた。 「来いよ、モリー」 「言わずもがなだッ!」 疾い――ということは知っているはずだった。 だが、先程よりも段違いに疾い。 弱体化の効果が切れているのだろうか、だとすれば面倒だ。 ルカリオが前傾姿勢を取る、しかしモリーがどうあろうとも、やることは変わらない。 「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」 だが、来るはずだったモリーの攻撃はない。 気づくと。モリーはその場に倒れこんでいる。 「れいとうビーム!」 「鬼火玉!」 完全にモリーの不意を打った攻撃だった。 モリーの全神経がルカリオに集中しており、新たに乱入したキュウビモンとグレイシアが片側の視界を失ったモリーのデッドゾーンにいたがゆえの幸運だった。 「やれ、やれ、やれ、やれ、こうまでやってくれると本当に嬉し……」 モリーが、グレイシアとキュウビモンを先に始末せんと彼女達の元に駆けた瞬間、ルカリオはその完全に失った左腕にヒノカグツチの柄を差し込んだ。 そして、王冠を口で咥え、片足でモリーのもとへと駆ける。 「貴様の相手は……」 この中で誰よりも疾いのは、モリーだ。 だが、モリーよりも疾いものがある。 それは、空を切り裂くもの。 神の鳴らす音。 勇者の光。 そして、王たらんとした者の最期の力。 「俺達だッ!!!!!!!!」 キングスライムはスライム集合体であるのだから、当然スライムのかんむりもスライムである。 それが、スライムへと戻らず――冠の状態のまま、戻れなくなったものをスライムのかんむりと呼ぶ。 冠でありながらスライムであるがゆえに、彼は生きている。 スライムでありながら冠であるがゆえに、彼は動けない。 ただ、モルボルの頭部からこの殺し合いを見続けてきた。 だが、最後に――モルボルはスライムの冠に己の魔力を込めた。 祈りを籠めて――雷の力を注ぎ込んだ。 あまり知られてはいないことだが、キングスライムはギガスラッシュ――雷の斬撃を修得することがある。 ルカリオは王の冠を得ることで、マガタマの時と同じく――その知識を引き出す。 王の雷を――勇者の斬撃を、この殺し合いの主催者に浴びせてやるために。 死亡遊戯は当てずとも、斬る魔技――そして、雷は――モリーがグレイシアとキュウビモンを殺すよりも、圧倒的に疾い。 「来たれ――勇気の雷」 「来たれ――勇気の雷」 「来たれ――勇気の雷」 「ギガスラッシュ」 光が、モリーを包み込む。 (成程……ワシの敗けか) (しかし、敗北とは……初めて味わうが) (これほどにも) (これほどにも……ッ!) (悔しいとは……) (ふふ……) (ははは……) (クソおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお) おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお) ◇ 【クロスオーバーモンスター闘技場 決勝戦終了】 【優勝 ルカリオ グレイシア レナモン ハムライガー】 【モリー@クロスオーバーモンスター闘技場 死亡】 【ベヒーモス@ファイナルファンタジーシリーズ 死亡】 【ソーナンス@ポケットモンスターシリーズ 死亡】 【ピクシー@モンスターファームシリーズ 死亡】 【プチヒーロー@ドラゴンクエストシリーズ 死亡】 【チャッキー@モンスターファームシリーズ 死亡】 【モルボル@ファイナルファンタジーシリーズ 死亡】 ……【HERE COMES A NEW CHALLENGER!】 No.90:剣に勇気を、胸に怒りを 時系列順 No.92 延長戦 No.90:剣に勇気を、胸に怒りを 投下順 No.92 延長戦 No.90:剣に勇気を、胸に怒りを ルカリオ No.92 延長戦 No.88:ハルモニア グレイシア No.92 延長戦 No.88:ハルモニア レナモン No.92 延長戦 No.89:ブルーディスティニー ハムライガー No.92 延長戦 No.81:闘技場完成 モリー 死亡 No.88:ハルモニア ピクシー 死亡 No.88:ハルモニア ソーナンス 死亡 No.79:終焉の物語 ベヒーモス 死亡 No.87:It s Time to Play チャッキー 死亡 No.89:ブルーディスティニー モルボル 死亡 No.90:剣に勇気を、胸に怒りを プチヒーロー 死亡
https://w.atwiki.jp/nyanmage1967/pages/147.html
アルファベット順 Chicken Assassin Reloaded Colossal Kaiju Combat Kaijuland Battles DNF Duel - 複数プレイヤー参加型オンラインRPG「アラド戦記」キャラクターで構成。 Giga Bash Mighty Fight Federation Mortal Kombat シリーズ Nickelodeon All - Star Brawl Office Battle RAWMEN Food Fighter Arena Spheroid Them s Fightin Herds TROY無双 Ultra Space Battle Brawl Umineko Golden Fantasia - 日本販売版の製品名は、「黄金夢想曲」。本伝的作品である「うみねこのなく頃に シリーズ」は、「ビジュアルノベル型アドベンチャー、サウンドノベル型アドベンチャー」に収録。 WWE 2K Battlegrounds Write n Fight 五十音順 アクション対魔忍 アーバンレイン アルスラーン戦記×無双 ヴァンガードプリンセス 黄金夢想曲 - 欧米販売版のシリーズ名は「Umineko Golden Fantasia」。本伝的作品である「うみねこのなく頃に シリーズ」は、「ビジュアルノベル型アドベンチャー、サウンドノベル型アドベンチャー」に収録。 THE お姉チャンバラ - SIMPLE2000シリーズ(D3 PUBLISHER) Vol.61。 餓狼伝説 シリーズ ガンダム無双 シリーズ、真・ガンダム無双 三國無双 シリーズ、真・三國無双 シリーズ ストリートスマート ストリートファイター シリーズ ゼルダ無双 シリーズ ソウル シリーズ - 「ソウルエッジ」、「ソウルキャリバー シリーズ」 戦国無双 シリーズ 鉄拳 シリーズ バーチャファイター シリーズ バーチャロン シリーズ パーフェクト・ソルジャーズ ブレードアークス from シャイニング - 本伝シリーズの他作品については、「シャイニング シリーズ(3Dダンジョン・ロールプレイング)」に配置。派生シリーズである「シャイニング・フォース クロス シリーズ」については、「サードパーソン・アクション・ロールプレイング」に配置。 北斗無双 シリーズ ベルセルク無双 無双OROCHI シリーズ メガトンアームズ - 「バーチャロン シリーズ」風。 もろだし相撲 龍虎の拳 シリーズ ワンピース海賊無双 シリーズ 数字順(ゲームタイトルが数字から始まる製品) 「ゲームソフト攻略サイト まとめwiki」TOP へ戻る
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/51.html
戦い──その行為自体に何一つとして思うことはない。 己にとって戦いとはただの狩り、食事にすぎない。 くだらない人文主義も嗜虐嗜好も持ちあわせてはいない、食事はただの食事だ。 獲物に対して何を思うことがあるか、何一つとして有りはしない。 生きることは喰らうこと、ならば何の遠慮も有りはしない。 だから、この様な場所に連れて来られたとしてもバトルレックスは──いや、彼は自分の種族名すら認識してはいなかった。 彼は言葉という概念は知っていた。 言葉が文明を造ることを知っていた。 だが、興味など有りはしなかった。 己が龍であること、そして生きること、彼の興味はそれ以外には無かった。 ただただ、殺し、喰らった。 それ以上を求めないことが己の生であると、 それを続けることで、幸不幸のくだらない思想と離れ、ただ生きることだけに集中できると考えていた。 ただ偶に、飢えても肥えてもいない時に、 彼は己が持つ斧について思いを馳せることがあった。 彼は生きることのその内でも、喰うことと寝ることだけに敢えて集中していた節があったが、 それでも己が持つ斧について、考えずにはいられなかった。 きっとただ生きるだけでは退屈なのだと、心の奥底では気づいてはいたのだろう。 龍族の高い知能は、気高い魂は、強靭なる肉体は、 名も無き龍が、ただの畜生であることを拒否していたのだろう。 彼は斧という言葉を知らなかったが、それが人間の爪や牙であることを知っていた。 か弱い人間は、武装しなければ狩りにいけないことを知っていた。 武器や防具を装備すれば、貧弱な人間ですら龍をも殺す。 人間は爪や牙を己の手で創りだした。 恐ろしいことだと、彼は考えない。 無駄な努力をと、嘲ることもしない。 ただ、人間からより強くなった斧を奪い取り、装備する度に、 より食事がしやすくなるな、とだけ考えた。 それ以上を考えるのは、生きることの邪魔になるだろう。 そう彼は思っていた。 飢えても肥えてもいない時に、再び彼は考える。 何故、己は斧を持っているのだろうか。 物心ついた時から、斧を持っていた。 母を抱きしめ、母乳を得ていた記憶は無いが、小さい己の全身で斧を抱きしめていた記憶はあった。 鎧をも斬り裂く爪、兜ごと頭蓋骨を噛み砕く牙、そして全てを炭と化す灼熱の息吹。 己に斧は不要なはずだった、それでも己は斧を持っていた。 ある日、人間ぶっているのか?とある魔物が問いかけてきた。 名前も姿も覚えていない、存在を確認した時点で喰らったからだ。 彼の生き方に反さなければ、 彼はその魔物に対して「捕食者を前に嘲りなど、お前のほうがよっぽど人間に毒されている」と言ってやっただろう。 だが、彼はそれを口にだすことは決してしなかったし、よぎったその思考をすぐに頭から消すことに努めた。 己の人生に言葉は不要であると、彼は彼の生のためにそう考えていた。 ただ──人間ぶっている、というその魔物の言葉だけは、どうにも心に突き刺さるものがあった。 爪、牙、での殺しは手段であるが、武器での殺しは目的だ。 人間を観察して、己はそれを知っていた。 生きるということは他者を殺し、喰らうこと。 だが、人間は殺すが、喰らわないこともある。 不可解だとは、不思議と考えなかった。 何故なのだろうか、ただ納得だけがあった。 ある満月の夜、己を殺しに来た青い戦士を返り討ちにし、 そして殺傷力の増した最新の斧を手にし、彼は数百年にも及ぶ生の中で初めての笑みを浮かべた。 殺すという意志のもと、武器は進化する。 否、武器を進化させるために人間は殺したがるのだ、きっと。 確信にも似た思いがあった。 そして何故、己は武器を持っていたのか、ようやく理解できた。 「人間を──」 ◇◇◇ 「──裁かなければならないのか?」 天使エンジェルはボソリと呟いた。 自分がこのような場所にいる理由が彼には理解できなかった、 いやもちろん表面的な理由、つまり悪趣味なショウのために連れて来られたということは理解できる。 だが、彼が思考を巡らさねばならないのはモリーという人間のためではない、 神聖なる四文字の神が、何故己をこの場に遣わせたか。 考えなければならないのはそれだ。 人間が神を欺いて、天の使いをこの様な遊戯に参加させることなど出来るはずがない、確信に近い祈りがあった。 「何故、神は我を…………」 彼に考えられる理由は2つ、 1つ目はこの様な愚かな遊戯を破壊し、人間を裁くため。 2つ目はこの愚かな遊戯にて全ての敵を滅ぼすこと。 だが、人間を裁くのならばこの遊戯の内部にいる必要はない。 天の軍勢と共に、直接人間共を裁けば良い。 では、2つ目か? しかし、人間の手に負えない怪物を殺すのならばともかく、 人間が捕獲できる程度の怪物をわざわざ天より下りて、殺す必要があるのだろうか。 それに天の使いをこのような見世物にする必要もない、 いや必要があったとしても、それは許されることではない。 いや、存在するはずのない。 すなわち畜生に神の存在を説け、という選択肢かもしれない。 愚かな行動を取ってはならない、と天使は考える。 「ああ…………しかし、それこそが愚かな事だ。 神の考えが我のような者に理解できるはずがない、我の取る行動……それこそが神の思惑なのだろう」 そして天使は気づく、つまりはそういうことであると。 「……ならば、我は畜生共を殺そう。鎖無き家畜をふさわしい場所に送ることを我は誓おう。 全知全能の神よ、照覧あれ。我が雷が全てを裁きましょう」 決意は決まった。 神に己を委ねてしまえば、行動の如何に楽なことか。 だが、誰がそれを責められるというのだ。 彼は本来ならば、怪物として闘技場に呼ばれるような存在ではない。 人間を監視し、過ちがあればそれを正し、そして天国へと先導する、文字通りの天使だ。 だが、それを怪物として呼んだのはお前だ。 天使を血まみれの道化としてお前たちは扱おうというのだ。 天の雷を以て裁かれよ人間、最後に裁かれるべきはお前達だ。 「我はお前たちを信じたかった」 これだけは神の意思ではなく、きっと自分の祈りなのだろう。 天使の祈りは風に溶けて、消えていく。 「お前たちは素晴らしいものであると──」 ◇◇◇ 「愛したかったのだ」 殺意という己が永遠に抱かぬであろう感情、そのための進化。 武器とはそれだ、殺意によって振るわれる生の象徴でありながら、己の全く知らぬ生のそれ。 永遠に欠く、いや元々存在しないであろう心の一部分を武器で補いたかった。 武器の進化は不思議と己の心の奥底を震わせていた。胸が熱くなった。 きっと子がいれば同じ感情を抱くのだろう。 人間になりたいわけではない、確信をもって言える。 獣のままでいい、畜生のままでいい、確信をもって言える。 だが、ただほんの少しだけ、人間の殺すための殺しに憧れたのだ。 獣よりも余程、獣らしい法を以てしても縛りきれぬ、人間の混沌とした闇を、 己の身に抱きたかったのだ。 きっと、それは生を楽しむという行為なのだろう。 己が遠ざけていた、食と眠以外のそれなのだろう。 ふくろには斧が、神をも殺さんとした人間の創りだした最強の斧が眠っている。 人間の殺意の果てが眠っている。 「ありがとう」 彼は己の生の中で最後となるであろう言葉を発した。 くだらないショウのために、己は呼ばれた。 本当に本当にくだらない、人間らしいショウのために。 そして己は、殺意の果てを見せてもらった。 ありがとう、人間よ。 心の底から、ありがとうとただ伝えたかった。 人間の邪悪さ、存分に堪能させてもらった。 ならば、礼をせねばなるまい。 装備されたゴッドアックスが、目にも留まらぬ速さで振るわれる。 怪物として呼んだのだろう、己を。 ならば、見せてやろう怪物を。 全てを斬り裂く爪、全てを噛み砕く牙、全てを溶かす灼熱。 そして己の持つもう一つの爪であり、牙であり、息である斧技を。 己は獣だ。 喰らい、寝る。 それを繰り返し、何時しか果てる。 それまでは生きる、時間の概念すら認識せん愚かなる獣だ。 我は捕食者の王、龍である。 腸まで喰らい尽くしてくれるぞ、獲物共よ。 ◇◇◇ これは怪物の物語、 人間に憧れた龍が怪物になった物語。 人間に失望した天使が怪物になった物語。 今は未だ、交わることはない。 だが、いつか交わる時が来るだろう。 此処は、 クロスオーバー モンスター 交差する 怪物達の 闘技場 なのだから。 【E-3/森林/一日目/昼】 【バトルレックス@ドラゴンクエストシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:ゴッドアックス@DQ9 [所持]:ふくろ(中身なし) [思考・状況] 基本:生きる 1:腹が膨れるまで喰らう 2:膨れれば寝る [備考] オス。獣。 【D-2/草原/一日目/昼】 【天使エンジェル@女神転生シリーズ】 [状態]:健康 [装備]:不明 [所持]:ふくろ [思考・状況] 基本:全員裁く [備考] 両性具有、一人称我。 No.07 さみしさの共振 時系列順 No.09 @ No.07 さみしさの共振 投下順 No.09 @ バトルレックス No.34 進撃の巨竜 天使エンジェル No.37 高く翔べ
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/19400.html
いきなり負けた -- 2019-01-24 20 09 03 周回用だから難しくないけど敢えて言うなら、B4のココの光吸収5ターン、B8センジャの雲&お邪魔残し、B11ハクのダメージ吸収、B15アザゼルの帯、B17バステトの攻撃力くらいかな -- 2019-01-24 21 25 45 8Fにルーレット出てきて回る気失くしたわ。あと16Fだっけ?ケプリ出るよ -- 2019-01-24 22 12 39 ルーレットのおかげで回復欠損防げてやりやすかった -- 2019-01-25 00 54 31 帯とドロップ指定重なって変な挙動になるなら最初から同系統として扱って上書きするようにすれば良いのに -- 2019-01-25 12 33 29 結構簡単だったわ -- 2019-01-25 14 16 29 バステトのHPが高いけど紙防御なので余裕 -- 2019-01-25 18 20 43 アドブロック禁止されてますばっかり出るわ 何じゃこの糞ゴミサイト -- 2019-01-25 20 43 14 広告ブロックされたら収益が減るから(笑) それでも解除はしないけどね -- 2019-01-25 21 11 26 オフしてもずっと出るよ -- 2019-01-26 01 00 32 覚醒ハクうぜー。吸収無効で99%ダメしてくんなや -- 2019-01-26 04 15 05 吸収無効じゃねえ、ダメージ吸収や -- 2019-01-26 04 16 25 ガチパの闇メタでようやくクリア。記念イベならもう少し簡単にしておいて欲しいわな -- 2019-01-28 01 03 59
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/8187.html
名称 属性耐性 入手方法 地 水 火 風 光 闇 レザーマント 0 4 -4 0 0 0 店:ダリルシェイド? シーブズマント 0 0 0 8 -6 6 店:ノイシュタット ハンターズマント 5 -5 -5 5 0 0 店:アイグレッテ? フレアマント -6 -24 24 6 0 0 他:ナナリー初期装備店:ノイシュタット アクアマント 6 24 -24 -6 0 0 店:ノイシュタット シルフィマント -24 -6 6 24 0 0 店:ノイシュタット ジアースマント 24 6 -6 -24 0 0 店:ノイシュタット ゴシックマント 0 6 -6 0 -24 24 他:ハロルド初期装備店:ノイシュタット エルヴンマント -6 0 0 6 24 -24 店:ノイシュタット落:ヴァンパイア 毛皮のマント 4 6 -6 -4 0 0 店:ハイデルベルグ・最後の商人 ゴージャスマント 6 6 6 6 0 0 イ:ベルセリウム交換?店:最後の商人 ミラージュマント 0 0 0 0 8 8 拾:神のたまご?落:ジュエルビースト セレスティアルマント 0 0 8 8 8 0 拾:アクアラビリンス?店:最後の商人 プリンセスケープ 8 0 0 8 8 0 店:最後の商人イ:倉庫番 シルバーケープ 8 0 0 0 6 -6 落:アルケミスト?店:最後の商人 陣羽織 0 8 8 0 0 8 拾:アイグレッテ?でソーサラースコープ
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/8075.html
術・技名 分類 備考 デルタレイ 下級晶術 3つの光弾を同時に放つ晶術 トリニティスパーク 下級昇華晶術 3つの光弾から電撃を放つ晶術 プリズムフラッシャ 中級晶術 空から無数の光の剣を落とす晶術HP75%以下から使用 シャイニングスピア 中級昇華晶術 光の槍で敵を捕らえ、四方八方から突き刺す晶術プリズムフラッシャからの連携 ディバインセイバー 上級晶術 外周から中心へと収束する聖なる雷で敵を討つ晶術HP25%以下から使用 インブレイスエンド 上級晶術 敵を巨大な氷の棺に閉じ込める晶術HP25%以下から使用 トゥインクル・スター 禁呪晶術 星と星の衝突により大爆発を起こす追加晶術HP75%以下から使用。PSP版ではカットインあり ミックス・マスター 禁呪晶術 流星から起こる光の衝撃波で攻撃する追加晶術HP50%以下から使用。PSP版ではカットインあり ソルブライト 具現結晶 ディバインセイバーからの連携 PSP版ではカットインあり -アイスバーン- FOE 周囲小範囲の敵を1分間レベル4凍結状態にするFOEHP50%以下で一回だけ使用 -マインドウィルス- FOE 周囲大範囲の敵を100秒間レベル6衰弱状態にするFOEマニア以上、HP75%以下で一回だけ使用 -マッドプール- FOE 周囲中範囲の敵を90秒間レベル6鈍足状態にするFOEハード以上、HP25%以下で一回だけ使用 インディグネイト・ジャッジメント 秘奥義 HP75%以下から使用。PSP版ではカットインあり
https://w.atwiki.jp/mm24/pages/199.html
メタリックガーディアンRPG~キャラクターシート~ 名前 ヘルマン・ジーゲン PL M1 年齢 24 性別 男 出身 ヴォルフ共和国 カバー 私立探偵 瞳の色 蒼 髪の色 くすんだ金 肌の色 白 身長 176 体重 使用経験点 総計 20(レベルアップ:/汎用特技/常備化:3) ◆ライフパス 出自 遺伝子操作 特技 ジェネテック 経験 贖罪 クエスト 罪を背負う 邂逅 忘却 コネクション ドクター・ナヴァグラハ キャラクターレベル 加護 C1 スイーパー 2 オーディン C2 オーバーロード 5 ガイア C3 エーギル ◆能力値 体力 反射 知覚 理知 意志 幸運 基本値 10 18 18 15 9 8 ボーナス +3 +6 +6 +5 +3 +2 ◆戦闘値 基本 クラス修正 未装備 乗機 主武装近 副武装近 主武装遠 副武装遠 OP 特技 その他 現在値 C1 C2 C3 命中値 6 +2 +4 12 +3 0 0 +1 0 +2 18 回避値 4 +1 +3 8 +3 0 +1 0 0 12 砲撃値 5 +2 +3 10 0 -1 0 0 0 +2 11 防壁値 3 +1 +2 6 +3 0 0 +1 0 10 行動値 11 +2 +3 16 +6 -2 0 -5 0 15 力場値 0 +13 +32 45 +12 57 耐久力 10 +7 +16 33 -4 29 感応力 9 +8 +23 40 +12 52 攻撃力 +2 +4 6 +5 斬+11 --------- --------- --------- +5 +2 斬+36 --------- 光+3 --------- --------- 光+19 --------- --------- 斬+10 --------- 斬+28 --------- --------- --------- 炎+10 炎+28 防御修正 斬 10 10 刺 4 4 殴 6 6 炎 6 6 氷 雷 光 闇 代償 2EN 4EN 4EN 弾数1 射程 射程0 1~2 2~6 3~4 戦闘移動 3 全力移動 6 部位 装備名 命中 回避 砲撃 防壁 行動 力場 耐久 感応 攻撃力 防御修正 備考 斬 刺 殴 炎 氷 雷 光 闇 ガーディアン オーバーロード級決戦型 +3 +3 +0 +3 +6 +12 +12 +5 10 4 6 6 移動力2 サイズM 主武装近 CALブレード 0 0 -1 0 -2 斬+反射6+5 射程0 2EN 副武装近 CALハンドランチャー 0 +1 0 0 0 光+反射6-3 射程1~2 4EN 主武装遠 ブレードイグニス +1 0 0 +1 -5 斬+5+理知5 射程2~6 4EN 白兵武装に+6 副武装遠 ハイエンドバズーカ 0 0 0 0 0 炎+10 射程3~4 弾数2 オプション サテライトスシテム 0 0 0 0 0 パワダウしない マイナー、EN4D6回復 その他 アイテム名 種別 所持数 効果 携帯端末 その他 1 自動 フォーチュン徽章 その他 1 自動 自動脱出装置 1 自動 軍服 1 自動 ●拳銃 1 自動 パイロットスーツ 1 自動 私服 1 予備弾倉:ハイエンドバズ 使い捨て 2 マイナー エネルギーパック 使い捨て 1 マイナー 賦活剤 使い捨て 2 マイナー ◆特技データ 特技名 LV 種別 タイミング 対象 射程 代償 効果 ジェネテック 1 常時 自信 攻撃+2、【耐久力】-4 エイミング 1 常時 自身 なし なし 命中判定の判定値+2 のたうつ蛇 2 判定の直後 自身 なし 7HP ダイス目+1. レリーズ 1 イニシアチブ 単体 視界 2HP BS回復 ブロウビート 1 判定の直後 単体 視界 3HP 判定振り直し 拒否ふか シナリオ1回 切り払い 1 操 リアクション 自身 なし 2HP 防御判定+2 ハードラック 2 DR直前 自身 なし 2HP 狼狽を与える 星を見る者 1 選 常時 自信 なし なし C値-1 下限9 CALバルカン 1 機 命中・防御判定直後 自身 なし 2HP C値-1 下限10 BSシールド防御 1 機 防 DR直後 自身 なし 6EN ダメージ-2D6+CL5 予感 1 操 常時 自身 なし なし 命中・防御C値-1.下限10 疾風蓮華 2 操 ムーブ 自身 なし 2HP 移動後に「砲撃/覚醒」武器使用可能 刻の涙 3 操 命中・防御判定直後 自身 なし 3HP ダイス振り直し 八岐大蛇 4 操 常時 自身 なし なし 覚醒武器、攻撃力+7 カレルレンエフェクト 3 自 機 ブレイク時 自身 なし なし ブレイク時、バリア(光15+CL5)をえる ◆常備化計算 アイテム名 常備化 CALブレード 8 CALハンドランチャー 4 ブレードイグニス 10 サテライトシステム 10 個室 1 エネルギーパック 20 賦活剤x2 20 予備弾倉 2 CALビームサーベル 5 合計 75/80 設定 元共和国軍人の私立探偵 戦後に除隊。軍のコネを利用した探偵業を開業する しかしあるときに知らずにラーフ関連の仕事を引き受け命を狙われる事になる その折に奪取した機体と共にグラディウスへと逃げ込む。 戦時中のPDSTにより戦闘となると性格が兇変する 機体 G-7Ⅱ/OVL エクリプスⅡ 第二次大戦末期に投入された強化人間用オーバーロード級の改修機 パイロットの使い捨て的な非人道的設計を一部見直しリンゲージが長持ちするようにとした機体
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/8614.html
コンボコマンド(こんぼこまんど) 概要 ファンタジアから登場した装飾品。 特技をコマンド入力で出せるようになる。 登場作品 + 目次 ファンタジア(X版以外) デスティニー(PS) エターニア デスティニー2 関連リンク関連品 ネタ 被リンクページ ファンタジア(X版以外) すべての必殺技がコマンド入力で出せるようになる装飾品(SFC版) 装飾品の一種。特技をコマンド入力で出せるようになる。 特技限定なのでクレス、チェスター、すず専用。 ギースショップの道具屋で500万ガルドという法外な値段で売られている。PS版以降は40万ガルドに大幅値下げ。 X版ではステップフォースに差し替えられている。 オリジナルのグラフィックはSFCコントローラーそのもの。流石に他機種へのグラフィック流用はされなかった。 分類 装飾品 備考 クレス、チェスター、すず専用 防御 0 回避 0 買値 5000000(SFC)400000(PS) 売値 2500000(SFC)200000(PS) 効果 コマンド入力で必殺技が出せるようになる 入手方法 店 未来ギースショップ・道具屋 ▲ デスティニー(PS) 装飾品の一種。コマンド入力で必殺技が出せるようになる。 ベルクラントクリア後の闘技場の優勝1回目の賞品の他、ドルアーガの塔の29Fで上→右→下→左の順に外壁に触れると出現する宝箱から入手できる。 メモカバグをしないと本来はいないため攻略本には載っていないリオン、リリスバグで加入させることができるリリスにもコマンドが設定されている。 (画像:リオン、リリス) 分類 装飾品 備考 非売品 効果 コマンド入力で必殺技が出せるようになる 買値 - 売値 106822 入手方法 拾 ドルアーガの塔29F イ ノイシュタット闘技場:ベルクラントクリア後・優勝1回目の賞品 ▲ エターニア お守りの一種。特技をコマンドで出せるようになる。 リッド、ファラ、チャット、フォッグが装備できる。 ミンツでテイルズクイズの上級をクリアするか、レンズ集めのイベントでレンズを10枚集めると入手できる。 分類 お守り 備考 リッド、ファラ、チャット、フォッグ専用変:ステップリング 効果 特技をコマンドで出せるようになる 買値 - 売値 6000 入手方法 イ 「テイルズ」クイズ:上級を全問正解レンズ収集:10枚 変 ステップリング ▲ デスティニー2 装飾品の一種。コマンド入力で術技が出せるようになる。 ハイデルベルグと地上軍拠点の装備屋で9000ガルドで買える。 分類 装飾品 備考 - 買値 9000 売値 4500 スロット - 装備者 全員 入手方法 店 ハイデルベルグ・装備屋地上軍拠点・装備屋 ▲ 関連リンク 関連品 アーツボール ネタ 被リンクページ アイテム:Lのちょうぞう アイテム:ルーンボトル サブイベント:「テイルズ」クイズ サブイベント:レンズ収集 サブイベント:収集品入手 サブイベント:闘技場 システム:マニュアル システム:奥義 モンスター:フレイム 地名・地形:ギースショップ 地名・地形:ドルアーガの塔 地名・地形:ハイデルベルグ街 地名・地形:地上軍拠点 称号:コンボマスター 術・技:ローバーアイテム 装飾品:お守り(TOE) 装飾品:か行 装飾品:ステップリング 装飾品:装飾品(TOD2) 装飾品:装飾品(TOD) 装飾品:装飾品(TOP) 設定:ファンタジア概要 ▲
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/38.html
――――どうして、こんなことになってしまったのだろうか。 流動体の身体を小さく震わせて、わたしは一人考える。 つい先日までは確かに幸せだった、その筈なのに。 たくさんのポケモンの『タマゴ』を作るお手伝いをしてあげると、トレーナーさんは喜んでくれた。 無邪気に笑って、これでまた強くなれると褒めてくれた。 その顔を見たいがために何度も寂しい思いもした。 自分はあの日溜まりの中でずっと暮らしていけるんだと思っていた。 それが崩れてしまったのは――はたしてどうしてだろうか。 トレーナーさんは言っていた。 もっと良い個体が見つかったから、もうお前に使い道はないと。 その時わたしは初めて気付いたのだ。 あの人が見ていたのはわたしじゃなく、わたしと一緒に育て屋さんに預けられたポケモンでもない。 ……全部、生まれる子供のことだった。 強いポケモンが欲しい、それだけの為にわたしを飼っていたにすぎなかった。 わたしは確かに、自分ではよく分からないけれど、メタモンとしては優秀な個体だったのかもしれない。 でもそれも、もっと上の個体が見つければ無用になる。 使えない殻潰しを傍に置いていたって、いいことなんて何一つないからだ。 だからわたしは逃がされて、新しいメタモンがわたしの居た座を奪い取った。 ――いや、そんな言い方はよくない。 あの子もきっと、わたしと同じく使われるだけなのだから。 偽物の幸せを素晴らしいものと誤解したまま、いつか裏切られる時まで生きていく。 もしかすると優秀なあの子は、ずっと傍に居させて貰えるかもしれないけれど。 ……ああ、なんて馬鹿な話だろう。 どことも知れない洞窟に離されたにも関わらず、わたしはまだ求めている。 あの人がまたあの優しい笑顔で自分を迎えに来てくれることを。 そんな日が二度と来ないと分かっていても、希望を捨てきれない。 ”わたし”であり、”ぼく”でもあるこの不透明な存在を、彼なら認めてくれると思った。 ただ相手の猿真似をする以外に能の無いポケモン―― 所詮は強い子孫を生むための礎でしかないポケモン―― 普通の幸せなど、決して望むべくではないポケモン。 何にもなれるけれど何にもなれない、それがわたしなのだ。 「――……へんしん」 一言。 それだけで自分の姿は、桃色の頭髪が可憐な十歳くらいの少女のものに変容を遂げる。 あの人は殆どの時間、わたしを育て屋さんに預けていた。 そこでわたしや他のポケモンと遊んでくれたのが、この可愛い女の子だった。 メタモンである自分や、凶暴なポケモンまで分け隔てなく接してくれた。 ――もしも彼女のポケモンに生まれられたなら、今頃は幸せに生きられていたのかもしれない。 そんな未練が、わたしをこの姿に変容させた。 人間に変身したことで得られる利益は皆無だ。 特にこの殺し合いで、そんな真似をする理由は何処にもないだろう。 けれども、理屈では説明できない感情というものがある。 何故だか、こうしなければいけない気がした。 戦うことを放棄して、あの女の子のように優しく生きるためには、猿真似から始める必要があると思えた。 「……やだよ」 小さな声でぽつりとつぶやく。 きっと誰の耳にも入らないその声は、もう一度はっきりと聞こえる声量で再び反復される。 「いたいのとか、だれかをきずつけるのとか……そんなの、やだよ。そうまでして、いきていたくなんてないよ」 甘いと言われるかもしれない。 僅かな間とはいえあの洞窟で、『野性』を垣間見た自分には、それが甘い理屈であることが分かる。 誰もが生きる為に必死だった。 戦って、奪い合って、虐げて、裏切って、そうでもしないと生きられない世界を見てきた。 それでもわたしは、それが嫌だ。 何かの真似しか出来ないわたしでも、それだけははっきりと言うことができる。 ―――『誰にも悲しんでほしくない』。 ―――『誰かを助けたい』。 ―――『誰かの笑顔を守りたい』。 みんなで笑っていられるあの日溜まりのような世界の為になら、わたしは自分が死ぬことだって―― 「…………あ、それはちょっとこわいかな……」 いざその光景を想像して、わたしは背筋に寒い物が走るのを感じた。 洞窟に逃がされて生きる為に必死だった短い時間で、死ぬかもしれない危険を味わったこともあった。 ゴルバットの群れに襲われた時は、命からがらズバットにへんしんすることで事なきを得た。 洞窟の一部が地面タイプのポケモンの小競り合いで崩れてきたとき。 間違って洞窟の深部に入ってしまって、大きなポケモンたちに遭遇してしまったとき。 そんなときは決まって、死にたくないと思った。 死にたくなんてない。 死んでなんかやるもんか、わたしも絶対に生きてやる。 けれど誰だってそれは同じ。 それなら、わたしだけの都合を通そうなんて――それはちょっと勝手なはなしだ。 「わたしが、みんなをふわふわさせてあげる」 ふわふわ―― それは、今わたしが象っている女の子の口癖だった。 あったかい幸せに満たされていると、まるで宙に浮くような感覚を感じることがある。 それが幸せだということ。 猿真似の第一段階だ。 ――――その時、わたしは気付いていなかった。 わたしの後ろから迫ってくる一匹の竜(ドラゴン)が、大きな咢を開けていることを。 ◇ 「――――ガァァ!!??」 ドラゴンは生き残る事しか考えていなかった。 何故か。そんなものは簡単だ、他のモンスターより強い牙と火を持った自分こそ、食物連鎖の上位者だからである。 食物連鎖――それは絶対のルールであり、何者にも覆せない絶対のルール。 自分はこの牙で、たくさんのモンスターを喰らってきた。 一度火を噴けば、冒険者など簡単にのしてしまえる。 俺は強い。 ドラゴンは心の底から微塵も疑ることなくそう信じていた。 だから彼の取った最初の行動は、無防備に突っ立っている少女を手始めに食い千切ってやること。 人間がどうして混じっているのかは分からないが、人間など殺すのは実に容易い。 ウォーミングアップには丁度いい相手だろうと思い、わざわざ決闘の模式を取ることもなくその首を狙ったのだ。 しかしドラゴンの矜持は、それを上回る冷気の奔流の前に成すすべなく飲み込まれた。 「……まったく、最低の下劣です」 凍てついた地面、冷気を浴びせられた箇所が猛烈な勢いで痺れを訴えてくる。 ドラゴンは驚愕に満ちた表情で冷気が飛来した方角を見る――するとそこには、一匹のモンスターがいた。 正確に言えばドラゴンの世界のモンスターではない。 彼が狙った少女に変身しているメタモンの同族である。 ツインテールのように靡く二本の房は、漂う冷気も相俟って何処か凛とした雰囲気を醸していた。 「え、えーと……?」 「ちょっと黙ってるといいです。危ないから、出てきちゃダメですよ――”メタモン”」 突然の展開に困惑を隠せないメタモンを制して、氷のポケモンはドラゴンへ向き直る。 その立ち振る舞いは気品に溢れ、恐怖を克服した覚悟の色がありありと見えていた。 「………ハン、やってくれるじゃねえかよ」 ドラゴンの憤怒に満ちた声が漏れる。 メタモンはこれまで見てきたどんなポケモンよりも獰猛な声色に、思わず逃げ出しそうになった。 それを堪えられたのは、助けてくれたポケモンの存在。 彼女を置いて逃げるなんて、あの子は絶対にしないだろうから。 「テメェが何なのかは知らねぇが、嫌いじゃあねえぜ、そういうのはよォ――――」 ドラゴンは激怒しているが、必ずしもそれが憎悪に直結されているのではない。 むしろ、彼は喜んでさえいた。このモンスター相手になら、久々に本気の戦いを愉しめるかもしれない。 激戦の末に鬱憤を晴らせば、戦えてすっきりもできる、まさしく一石二鳥。 撤退なんて下らない選択肢を選ぶ余地など欠片もない。 尻尾をブン、と引き、ドラゴンは吼えた。 「―――つーわけで、一丁死んでくれや、雌戌ッッ!!」 ドラゴンの肉体がしなる。 先程負ったダメージは少なくないが、行動不能に陥らせるものかと言われれば否だ。 あの攻撃……”れいとうビーム”の一発では、ドラゴンを撃破するには足りない。 「っ」 ポケモンは振るわれた尻尾を跳躍することで避けたが、予想以上にその威力が高そうなことに気付く。 彼女の知るドラゴンタイプのポケモンに当てはめるなら、その技は『ドラゴンテール』というところだろうか。 しかし単純な威力で言えば、ポケモンのどの種類よりも強烈かもしれない。 これで更に早い速度があったなら、本当に手が付けられなかったろう。 「ちょこまかとウゼェぞ、オラ、反撃して来いよォ!!」 ポケモンは考える。 自分は体力にそこまで優れているわけではない。 喰らえる限界数は精々二発……三度目を貰えば、間違いなく厳しいことになる。 強い。このドラゴンは、野性的な強さと、それだけでは説明できないような強さを秘めている。 「……あなた、最初から野性だったんじゃありませんね」 「ホォ、よく見抜いたもんだ。褒めてやるよ……俺ァ、元は闘技場で働いてたんだ」 対話に応じながらもドラゴンの攻める手は弛むことが無い。 容赦も躊躇もほんのわずかにさえ存在しない、殺すための戦いを理解している動きだ。 対するポケモンは、ここまで露骨な殺し合いをした経験には乏しかった。 戦場の理屈を知っているという点でなら、ドラゴンの方が数段勝っているだろう。 「尤も、負けちまって大損させて、追放されたけどな。 ヘッ、腹いせに俺の専属だった野郎には、一発キツイのをくれてやったよ」 この尾で人間がやられたなら、死なずとも全治にかなりの時間は掛かりそうだ。 ポケモンは僅かにそこで動きを止める。 動揺した様子が明らかに窺えるが、それはまるで何かに気付いたかのようなそれだった。 「ああ、そういやテメェは氷の魔物みてぇだな」 ドラゴンの口元が獰猛に引き裂かれる。 注視すれば、そこから僅かな湯気が出ていることに気付けたかもしれない。 ドラゴンは闘技場で使われていた頃、沢山の経験を積んできた。 そうでなくとも常識だろう、氷を溶かすには強い熱を浴びせてやればいいことくらい。 「安心しろや、キッチリ全部焼き尽くしてやるよ」 ドラゴンの口に火炎が集まる。 ポケモンは止まっていた動きを、それを見てはっとなったように再び動かした。 しかし遅い。反応がもう少し早ければ良かったものの、これではあまりに遅すぎる。 会心の笑みを浮かべるドラゴンは、火炎を迷うことなく放出した。 「”はげしいほのお”――――ッ!!!!」 その威力を見て、ポケモンは過去に見た炎タイプの技能『かえんほうしゃ』を思い出した。 それよりも威力は上だろうか、とにかく相手の目論んでいるだろう通り、氷タイプの自分がこれを喰らえば恐らく一撃必殺だ。 負ける。……いいや、まだだ。避けることが出来なくたって、やりようはある。 ”――――いいかい” 頭の中に、愛したトレーナー(ひと)の声が響く。 彼は言っていた。ポケモンバトルとは、単なる力比べでは勝てないと。 あの時確か自分は、道具『パワフルハーブ』を持ったポケモンに勝てないでいた。 氷タイプの自分が、一撃でも『きあいパンチ』を受けるとそれだけで瀕死にされてしまうのだ。 一時期はそれで自信を喪失しかけたこともある。 ”誇りを喪わないのは大切だ。けれど、誇りを貫くことと、死力を尽くさないことは違うんだ” そんなとき彼は、当時真剣勝負に固執していた自分に言った。 ”勝ちたいなら、死力を尽くすコト。それこそが最大の誇りになって、相手の誇りも踏み躙らないからね” ――そうだ。 こういう局面の為に、私は。 「―――― ”まもる” っ!!」 この、絶対防御を習得していたんじゃないか。 「なッ……にィィッ!? アストロン、だと……!!」 ドラゴンの知る限り、それはアストロンという呪文に酷似していた。 あれもまた、此方がどんな攻撃をしようと防いでしまうものだった。 それを、あろうことかこの魔物も習得していたのだ。 炎は障壁に阻まれ、彼女へダメージを通すことを許さない。 だが、怯んでいては恰好の的になる。 ドラゴンは気付けば走っていた。表情は歓喜に満ちている。 コレは、俺を満足させてくれる。 コレに勝てたなら、俺は乗り越えられる。 あの忌まわしい『思い出』を踏み越えて、最強の竜になれるんだ。 「……ハハ」 笑いが零れる。 どうして、笑顔を見せずにいられるだろう。 自分をここまで追い詰めた輩など、闘技場で自分を負かしたあの一体以来だ。 あれから経験を積んだ。何度も何度も戦って、何度も何度も敵を倒した。 俺は強くなった。今の俺なら勝てる。いや、勝たなくてはならない。 飢えて、飢えて飢えて飢えて飢えて――そうしてここまで生きてきた。 それを、誰かに否定などさせてやるものか。 「ハハハハハハァァ――――ッ!! 最高だぞ、てめぇぇぇぇえぇえぇえええええええ――――――――!!!!」 ドラゴンの哄笑を聞きながら、氷のポケモンはただ悲しそうに瞳(め)を細める。 気付いてしまった。事情こそ違えど、自分とこの獰猛な火竜は同じなのだ。 ――ポケモン・グレイシアは、ポケモンリーグを制覇したとあるトレーナーの相棒だった。 タマゴの頃から彼の、無精髭の似合う少しくたびれた男の愛情を受けて育った。 勝負に勝てば褒めてくれたし、負けたら慰めてくれた。 喧嘩をしたこともあった、逆に二人で悪戯をして、二人して彼の娘さんに怒られたこともあった。 楽しかった。とても、とても楽しくて尊い日々だった。 ポケモンリーグの最終戦で、自分は彼のエースとして、一対一の勝負をした。 互いに激戦で手持ちは一匹ずつとなり、相手の繰り出した最後の一匹は――”マルチスケイル”と恐れられたカイリュー。 激戦だった。けれど最後は、自分の繰り出した一撃がカイリューの急所を捉え、幕引きとなった。 ……それから間もなくだった。 今でもはっきりと覚えている。 巻き付くような猛毒の煙が、業火に満ちている。 自分はポケモンリーグでの消耗で動けず、業火にまかれるだけだった。 ――”彼”は自分を助け出した。 その代わり人間である彼はガスを大量に吸って、最期まで微笑みながら、炎の中に消えていった。 それから後の事は、よく覚えていない。 気付けば氷に満ちた雪原にいた。 喪失感に支配されたままで、ずっとずっと――暮らしてきた。 自分には愛があった。 でもドラゴンには、愛はなかった。 しかし彼もまた、過去の呪縛を振り払えずにいる。 だから乗り越えようとしているのだ。 踏み潰して、支配して、喰らうことで、強くなろうとしているのだ。 「終わりにしましょう」 グレイシアの眼前で、冷気が発生する。 迫るドラゴン。しかし怯むなんてことはしない。 幕引きは一撃で。あの時のように鋭く速く、正確に。 「 ―――――――― ” ふぶき ” ――――――――」 グレイシアの最強の技が、ドラゴンを呑み込んだ。 ◇ 「……どうやら、勝ったみたいですね」 グレイシアは冷気の余波を浴びながら、横たわるドラゴンを見て呟く。 しかし、死んではいない。負っているダメージは大きいが、戦闘不能でもない。 彼はふぶきの一撃が吹き抜ける寸前に、火炎を吐いていた。 それはグレイシアのふぶきを打ち破るには至らなかったが、自身への被害を少し和らげていた。 「――殺せ」 ドラゴンは哂ってそう促す。 敗北は野生の世界において紛れもない死を意味する。 それに彼にとって、もう生きる理由はなくなった。 あれほど心地よく負けられたなら、一体何を悔いればいいのか。 不思議と心地よい爽快感が、ドラゴンの心を満たしていた。 さながらそよ風のように、穏やかな気持ちにさせてくれる。 「………分かりました」 グレイシアにはそれが出来る。 至近距離から無抵抗の相手を殺すなど、とても気が乗るものではないが、これはそういうルールだ。 グレイシアは殺し合いに乗る気などない。 己の誇りに懸けて、打破してやる気でいる。 だが不殺を誓うことは出来ないだろうと、覚悟をしていた。 これはポケモンバトルじゃない。生死を賭けた殺し合いで、ルールなど存在しない。 そこでどうしようもない外道を生かしたりしては、いずれ自分の首を絞めることになる。 ――こんな形となるのは想像もしていなかったが、彼の願いを踏みにじるなど出来るものか。 「テメェに負けられて、満足だ」 「えぇ――あなたは強かったです、掛け値なしに」 スポーツマンのように互いを称賛し合うと、再びグレイシアの元に冷気が集約する。 今度はこの間合いだ、殺害することも不可能ではあるまい。 「…………まってっ!」 そこに、割って入る者がいなければ。 「あなたは……」 グレイシアは彼女の正体を一目でメタモンだろうと看破した。 人間の姿を模しているところを見るに、きっと彼女も自分たちと同じなのだと直感で分かった。 恐らくは、自分の周りにいた人を模した変身をしたというところか。 「……退いてください。分からないんですか、あなたの行為は、彼の誇りを侮辱して――」 「――しんじゃったら、ほこりもなにもないよっ!」 メタモンはこの中できっと一番弱いだろうことを自負している。 猿真似以外に取り柄のない自分が、二人のように気高く戦えるとは思えない。 そしてメタモンもまた、不殺こそが正義だなどとは思っていなかった。 メタモンなりに割り切っていたのだ。 考えたくないが、誰かを殺すことでしか喜べないような輩がいたなら、それは仕方のない事だと思う。 ……けれど、メタモンには認められなかった。 いくらそれが名誉あるものであろうと、”誇りを守る”なんて理由で命が失われることが、認められなかった。 「あなたは、なにも解っていない」 「わかんなくてもいいよ。わたしは、わたしのやりたいようにやる……だれかのまねなんて、まっぴらだもん」 グレイシアは深く溜め息をついた。 無理だ。このメタモンは本当に、自分の命に代えてもここを通すまい。 どんな説得を試みても、グレイシアにはメタモンを納得させられるヴィジョンが浮かばなかった。 「……だそうですよ」 ドラゴンは信じられない、という目でメタモンを見ていた。 彼の常識では、誰かを守ることがまず考えられないことだったのだ。 野生の世界でそんなことをしようものなら、待っているのは死だけである。 ――あまりにも幼稚な考え。けれども、幼稚で真っ直ぐなその意志は、決して揺らぐことが無い。 幼児にためになる講義をしても、理解が出来ないように。 「どうしろってんだよ、俺に」 苦笑するドラゴン。 グレイシアもそれは同じだった。 これでは八方塞がりだ。 かといってメタモンとドラゴンを置いて去るのも不安だ、言うまでもなくメタモンがである。 「まあ……そうですね。それじゃあその命、このゲームが終わるまでお預けにしておきましょうか。 全部終わったその時には、私があなたを殺しましょう。 もちろん、あなたがそれを拒めば、話は別ですけど」 グレイシアの声色は何処か意地が悪い。 まるでドラゴンが、生きることを選ぶのを確信しているかのようなものだ。 「そうだ、ふたりともっ」 メタモンは事態が落ち着いたことを何となく把握したのか、二人から顔が見える位置まで歩いていく。 そして子供らしい笑顔で、なんとも場違いなことをのたまった。 「よかったら、わたしのおともだちになってください」 どうしましょうかねえ、とグレイシアはまたも意地悪気に笑う。 ドラゴンは「俺ァ子守りの経験なんざねぇな」と、馬鹿にしたように笑う。 それに唇を尖らせてメタモンは反論しながらも、自分に支給された”すごいキズぐすり”を迷わずドラゴンへ使用していた。 【B-6/草原/一日目/昼】 【メタモン@ポケットモンスターシリーズ】 [状態]:健康、少女の姿に変身中 [装備]:なし [所持]:ふくろ(中身なし) [思考・状況] 基本:みんなを笑顔にして、幸せにする 1:殺すことは仕方ないこともあるかもしれないけれど、そうでなかったら反論する 2:”ともだち”をつくる [備考] 性別不明、しかし思考などは女性寄り。 一人称は「わたし」、性格は幼い。 少女の姿に変身中。身長は130センチほどで、桃色のショートヘアー。 トレーナーに、強いポケモンを作るためだけに利用されていた。 【グレイシア@ポケットモンスターシリーズ】 [状態]:疲労(小) [装備]:なし [所持]:ふくろ(中身は不明) [思考・状況] 基本:誇りに懸けて、必ず主催者を倒す 1:メタモンと一緒にいる。 [備考] 性別はメス。一人称は「私」、性格は真面目で、口調はですます調。 その昔ポケモンリーグという大きなポケモンバトルを制覇している一匹で、トレーナーとの死別が原因で一人生きることを決めた。 判明している技は『れいとうビーム』『まもる』『ふぶき』、他にもあると思われる。 【ドラゴン@ドラゴンクエストシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:なし [所持]:ふくろ(中身不明) [思考・状況] 基本:ゲームが終わるまでは生きてみる 1:メタモン、グレイシアに当分の事はゆだねる [備考] 性別はオス、粗暴で喧嘩好き。一人称は「俺」。 昔闘技場にて働いていたことがあるが、敗北が原因で追放され、それからは孤高に生きてきた。 《支給品説明》 【すごいキズぐすり@ポケットモンスターシリーズ】 メタモンに支給。 HPを大きく回復するキズぐすりで、基本的にストーリー中盤から終盤でお世話になる。 No.06 さみしさの共振 時系列順 No.08 怪物騙 No.06 さみしさの共振 投下順 No.08 怪物騙 メタモン No.28 歪みの国のアリス グレイシア No.28 歪みの国のアリス ドラゴン No.28 歪みの国のアリス
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/10615.html
名称 買値 売値 効果 入手方法 備考 モンスター図鑑 - - 敵情報を記録 イ:クレスタの街 コレクター図鑑 - - アイテム情報を記録 イ:リーネの村 ワールドマップ - - 一度行ったことのある地名と店情報を記録 イ:クレスタの街 イラスト本 - - いのまたむつみ描き下ろしイラストが見られる 拾:クレスタの街 PSP版のみ クイズ本 - - ミニゲームクイズに必要 拾:ホープタウン ソーサラーリング - - ボタン入力で熱戦を発射 イ:ダリルシェイド地下水路 発射ごとにレンズを1枚消費 スタンプカード - - イベントスタンプラリーに必要 イ:スタンプラリー ロープ - - ラグナ遺跡クリアに必要 拾:ラグナ遺跡 かけら - - 神のたまごクリアに必要 イ:神のたまご 炭 - - 地上軍拠点跡地クリアに必要 イ:地上軍拠点跡地 まねきネコ 3000 1500 イベントネコ好きのじいさんに必要 店:アクアヴェイル 苗木 - - 地上軍拠点跡地クリアに必要 イ:地上軍拠点跡地 ソーサラースコープ - - ボタン入力で周囲を調査 イ:ストレイライズ大神殿 レンズを3枚消費 バイオキー - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 セルキー - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 マスターキー - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 バイオチップ - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 セルチップ - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 シーンチップ - - 物資保管所クリアに必要 イ:物資保管所 スコップ 1500 750 イベントおつかいに必要 店:ハイデルベルグ ツルハシ 1500 750 イベントおつかいに必要 店:ホープタウン トンカチ 1500 750 イベントおつかいに必要 店:アクアヴェイル ノコギリ 1500 750 イベントおつかいに必要 店:ノイシュタット カンナ 1500 750 イベントおつかいに必要 店:スノーフリア ブラックダイア - - アクアラビリンスに行くために必要 イ:不吉の証 ブラックパール - - アクアラビリンスに行くために必要 イ:不吉の証 ブラックコーラル - - アクアラビリンスに行くために必要 イ:不吉の証 ベルセリウム - - イベントベルセリウム交換に必要 拾:各地 ポムポムの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て エステマの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て ラナケアルの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て ドルゲニアの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て ペンペンの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て オリオラの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て チャラックの種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て 黄金の種 - 1 イベント種育てに必要 イ:種育て ジョニーの楽器 - - - イ:- トレカ - 1 イベントトレカ交換に必要 拾:アクアラビリンス